供養の供養

ニコ生で話した話なんですけど全然浄化されないのでもう少し微に入り細を穿ち描写してみようと思います。これでまーしゃーないなとならなかったらこれはまだ時効じゃないんでしょう悲しいことに。



小学校に上がってから登下校を自分たちだけでするようになって、登校は地区ごとに班を親たちが決めてくれて列になって歩いてて会話もへったくれもなかったから問題ありませんでした。問題は下校です。学年ごとにコマ数が違うので同じ学年の仲のいい子と出来る限り一緒に帰るということで、僕と家の方向が近い同学年の女の子は一人だけだったのでその子とほぼ強制的に一緒に帰ることになりました。
その子とは保育園が違ったので、家の方向は同じと言えど距離はそこそこ違い、だいたいその子の家から学校までの三分の一の道のりに僕の家はありました。しかもその子は僕と方向を合わせるために少し遠回りさせられていたらしく、生ではどうでもいいと思われていたと言いましたがたぶん僕は少し嫌われてました。
当時から僕はコミュ障だったし家にゲームも漫画もないしピアノも編み物もできないし(その子はピアノと編み物を習っていた)話しかける材料が本当になく、他の子がそこそこ仲良くワイワイ石を蹴ったり花を摘んだり遊びながらゆっくり帰る中、僕たちだけは無言で異常に早く家に着いていました。
他の子たちの帰る様がうらやましく、その子と話せるようになりたくて色々考えている間にそこそこ時が流れ、2年の夏になりました。その日彼女は下駄箱前で水筒を直角に傾けて、水が残っていないのを残念そうにしていました。その様を見ていた僕はこれだ!と思い、見ていたことがバレないようにその子から少し遅らせて校内を出て、校門で合流して帰り道で緊張しながら声をかけたわけです。
こうしてまとめてみるとたぶん僕は最初から心が読めるとは言ってないと思います。その日僕は初めて自分からその子に話を振ってとても緊張していたから、心が読めると言うことから水筒の件まで器用に話題を誘導なんて真似は恐らく出来なかったでしょう。だから、最初の一言はきっと「早く家に帰って水飲みたいんじゃない?」だったと思います。キモ!なんだこいつ!やばいやつですね。彼女の答えは「なんで分かったの?」でした。これは考えたことが当たってめちゃくちゃ気持ちよかったのでよく覚えています。誰か過去の僕に調子に乗るなと言ってください。
それで、僕も聞かれてキモさに気付いたんですよねたぶん。このままでは盗み見て話題を探していたことがバレるなと。それで、緊張と考えたことが当たった気持ちよさと焦りで訳が分からなくなっていた僕は言ってしまったのです。「心が読めるんだよ。」と。恥ずかしい。生きることって恥が増えていくことですよ 。
その後、もう一度読んでくれと言われ、僕のことを考えていて心を読めるというのが本当か疑っていると答えました。彼女は当たっているとものすごく驚きました。今、彼女は僕を見ているから僕のことを考えているし、疑っているからもう一度やって欲しいと言っているのだなと考えた僕の勝ちでした。これも気持ちよかったですが変なことを言ってしまった恥ずかしさと焦りも多々あったので水筒の件より記憶が朧気です。そして彼女は爆弾を落としました。
「どうやってやるのか教えて。」
僕はさらに焦りました。あまり覚えていないのですが、あんまり人に教えたくないとか絶対誰にも教えないでねとかその約束とかをして時間を稼いだ気がします。その必死の念押し(時間稼ぎ)で恐らくこの出来事はより信憑性を帯び、彼女はそのときは完全に心が読めるのだと信じましたし、長らくこの嘘が露見することもありませんでした。
僕は結局こう答えました。
「目をよく見ていれば分かるよ。」
僕が心を読んだと言って話したことは全て外見や行動の観察結果だったので、これは半ば本当のことでした。それを聞いた彼女は一生懸命僕の目を見て、私のことを考えているでしょと言いました。本当に彼女のことを考えていたし、嘘がバレたくなかった僕は肯定したと思います。1対1で話したことのなかった彼女と見つめ合うことがとても恥ずかしかったので会話に集中出来なかったこともあり、その後のやりとりは曖昧です。何日か下校時に二人で心を読み合うと言う名目で見つめ合って歩いたと思います。恥ずかしい。
その少し後、死にかけのコウモリを見つけてどうにか看病しようと二人で虫をあげてみたり、草で布団を作ったりしたのが本当に仲良くなったきっかけだった気がするので、恐らくこの出来事には何の意味もありませんでした。
また、生でも話したとおり、小学校卒業間近にこのことについてその子に聞かれてものすごく恥ずかしかったです。何とも答えられず、へらへら笑って流してもらったと思います。


キモさの要点と自分がついた嘘の要点が分かってしまった。なんというかその年頃にしては周りの行動見てて調子に乗ったクソガキだったから嘘とか難癖とか似たようなこと色々言ってた気がするのがやばい。絶対小学校の同窓会には行かないという決意がこれ以上ないくらい固まりました。

ダンガンロンパV3クリアした

ネタバレあります。



日向くんには不幸な目にあって欲しいけどそこに僕が巻き込まれたり僕の意思で行われるのは嫌だなんて、なんて酷いというか厚顔無恥というかうわああああ転がり回りたい地面に埋まりたい消えたい。という気持ちももちろんあるのだけどそれより大きいのは物語の人物に僕らが近づくのは駄目だよ。ましてや影響を与えたり行動を縛ったりするなんておこがましいにもほどがある。僕らはただ影響を与えられてればいいんだ。何もするな。存在するなら空気か壁。存在しなければもっといい。はあー弱!俺らがなんかしでかす作品につくづく弱い。耐性がない。何もするな今すぐ死ね退場しろと思ってしまう。まあこれは僕の問題なのでV3に罪はないです。面白かったと思う。
あと、実際本人ではないからそれはそうなんだけどそんなこと言わないもん!しないもん!ってめちゃくちゃなった。
2で結構何でもありになっちゃったから全て疑ってかかってたけど割と最初の疑いがあっててんんんんんという感じだった。まあでも最初の演出でん?ってなったのが正解だったのは2もそうか。
出てくる人たちは2がよすぎたなあと思った。狛枝と日向くん越えはない。2の面子がよすぎた。
2、V3は狛枝と王馬くんがライバルというかなんというかだったけど個人の思想が強くてしっかりしてる強敵というかライバルはいいんだけど、ああいう環境下だと成長はないからそこは1の十神くんがいちばんよかったなと思った。それはそれとして王馬くんと狛枝好きだけど。学級裁判で頭のよさ見せられるとうーん好きだとなります。

ダンガンロンパ3がよかった話

ネタばれします。たぶん沢山します。











いや最高だったね!公式って神だわ。自分の気持ちの整理と他の人が見てどうだったか知るために二次創作をめちゃくちゃ読んだんですけど、面白かったやつの面白かったポイントの種がほぼ全部3にあって成る程なあと思いました。これ知ってたら逆にそこまで面白いと思わなかったかもしれない。公式は神。

よかったことを言います。
1
狛枝と日向くん友だちになってた!というかみんな最初から友だちだったよかったー!かなり真剣に狛枝凪斗に友だち出来て欲しかったからすごく安心した。2.5で77期生のみんなと本当に普通に友だちでうひょひょーよかったあと思った。そこを壊しに来るアルターエゴも格好よかったし、最後には才能を憎む自分をあり得ないと言って起きる狛枝がこれぞ狛枝だなと思って2.5はよかった。いや待った。起きて日向くんがカムクライズルも日向創も変わらないと言ってるのとその手をとることの出来る狛枝もいいなあと思ったし船のる前に左右田と九頭龍に抱きつくところと悪い夢じゃなかったよというところもよかった。いいとこいっぱい。最高でしたね2.5も。
でもたぶん才能ある人間とだから友だちになれた訳じゃなくて七海と雪染先生のおかげだと思うから才能あるなしに関わらずいい人にいいタイミングで会うって大事だ。幸運と不運による死亡から逃れるためにはカムクライズルと友だちになるしかないのでは?とか思っててごめん本当に。でも僕は闇のゴミ人間なので77期生が狛枝の不運で死んだら今度こそ狛枝の希望と才能を求める絶望が完成されるなあと勝手に思って楽しくなっています。というか江ノ島盾子による77期生の絶望にはそういうのを期待していた。洗脳って手っ取り早すぎないか?もっとじっくり墜ちていくところが見たかった。アニメ1クールではそんなことしてたら尺足りないね。絶望的です…
いつでも希望と才能の素晴らしさを語り自分を踏み台だと言うのがどこまで本心かは置いといてあんまり変わらないから狛枝好きだなあといつでも思う。見ましたかカムクラに撃たれたときの顔を!まあ2でもだいたいああだったし絶望前からねじくれてるよな、そこがいい。

2
二次創作を見てると日向創とカムクライズルを二重人格の別人のように書いている話が多かった。違う名前が与えられてるし全く違うように見えるしそれも分かるんだけど、僕は時系列が違うだけの同一人物だと思っていたというか思いたかった。同じ人の幼少期と老年期が違うような違いだと思いたい。単純に性癖がそこにあるから。二重人格でも1つの人格から派生していて結局は同一人物でしかないというのが刺さる人間なんだな僕は。
ダンガンロンパ3はだからそういう目で期待してみてたのだけど日向創とカムクライズルは完全に同一の存在に見えたからよかった。最高!ありがとう!七海が死ぬのを見てたのは日向くんだし御手洗に一緒に行こうと言ったのはカムクラなんですよ!最高です興奮したありがとう本当に。


3
七海がいいやつだった。そして日向くんはやっぱりどこか平凡から逸脱していた(気がした)。2をやり終わったあとに、2の日向創は単純にカムクラになる前の日向創ではなく自分に才能があると思ってるからそれを欲しいと思う憧れとか嫉妬とか焦燥感とかがないんじゃないか?というのをちょっと思って、じゃあ僕は日向創のことを何も知らないのでは?と考えて不安になったのが3を見た理由の1つなんだけどあんまり2でも3でも変わらなくてびっくりした。ただ思い切りのよさとかは平凡ではないかなと思ったけど。七海の言葉に救われて友だちになりながらも胸を張りたいからと全てを捨てることが出来るのが不思議だった。逆蔵みたいなこと言ってくるやつばっかり周りにいて決定的なタイミングで流されてカムクラプロジェクトに同意するのかなと思ったけど、七海も雪染も天願も才能があってもなくてもいいと言ってくれるじゃないか。2で日向くんに感じたアンバランスさ(才能が欲しいだけで何の才能が欲しいとか何になりたいとかがない。僕はそれがまあ何でも分かるからなんだけど何にも深く興味を持てないカムクラと重なって同じだなあ好きだなあと思ってた)に対するアンサーは七海が全部言うしな。九頭龍妹はまだ分かる。家族って良くも悪くもずっと一緒だから。それにあの言動だと七海みたいな人も周りにいなさそうだし、九頭龍の前では自分に才能がない不安とか言わなさそう。でも日向くんは結構不思議ポイント多い。喧嘩してるクラスメイトの仲裁にすっと入れたり事情を聞こうとしたり自然に出来るのになんで友だちいないの?でもって七海という最近友だちになったばかりの人間に胸を張りたいから自分を捨てると。友だちと言えなくもなかった九頭龍なつみの死とその犯人と思われる人間の死があって、逆蔵の言葉があったにしても不思議だ。?こう並べてみると不思議でもない気がしてきた。才能が欲しいとは元々思ってて人体実験してでも手に入れる理由を持ってしまったんだものな。普通より才能欲しがってて普通より思い切りのいい普通の少年かもしれない。
予備学科で友だちいないのがなんでなのか考えたけれど空気に馴染めなかったのかもしれないと思う。お金持ちが記念受験みたいなのしてる中、一般家庭から才能欲しさで来た日向くんは。だから似たような九頭龍なつみとは話してたのかも。九頭龍なつみみたいに他の予備学科を見下すというほどではないように見えたけど、なんとなく馴染めなかったのかなあと思います。
話はずれるけど希望ヶ峰学園のカムクラプロジェクトはかなり最初、それこそ入学前から日向くんに目を付けていた気がするよな。資料の中に被験者は日向くんしか見えなかったし。受験者の中から適正があって才能への渇望があって金のない人間を選んで入学させて授業料とかで汲々としてるところに人体実験のさそいをかける。あくどい。2で弐大にいい骨格みたいなことを言われてたから肉体的にも条件がよくて両親の話が出てこないくらいには縁が希薄で何になりたい訳じゃなく才能が欲しい日向くんは条件がよすぎるくらいいいように見える。他の候補者がいるように見えなかったし、もし日向くんが断ってても無理矢理に人体実験されてたかもしれないなあと思う。どうせ元の人格は消すんだから。同意書にたしかそれは書かれてたと思うのだけどそれに同意してでも才能を欲した日向くんはどこか歪んでいるなあ。好きです。
なあんちゃってなんちゃって!僕が日向くんに少し歪んでて欲しいだけで実際平々凡々な少年な気もします。というかたぶんそう。タイミングと運が悪かっただけかな。逆蔵は結構色々やらかしてるなあ。
七海はいいやつだった。カムクライズルに希望の可能性を見せて2への道を作ったのは七海だと思うと本当にすごい。生きてて欲しかった。七海が迷路を抜けようとするところがいちばん嫌だ嫌だ見たくないってなった。二次創作の話またしちゃうけど、日向くんが雪染先生になんで七海を学級委員長にしたんだ!ってキレる話が割とあって???となってたけど3見て理解した。二次創作の作者がキレたかったんだろうなと。状況的に雪染先生にはどうしようもなかったから、その後八つ当たりでしたすみませんとなるのが多かったのにも納得した。
希望と絶望どちらが予想がつかないかってどっちも人間の精神の上振れと下振れなんだからそう変わらないのではと思っちゃうけどあの世界的にはどうなんでしょう。

4
苗木くんスーツ似合うようになってた。というか格好いい人間になったなあ彼は。嬉しい。他の1の面子も2の面子もちょっと大人になってて成長したなあ嬉しいなあという感じだった。中でもいちばん成長著しいなと思ったのは苗木くんだけどね!1で4分の1くらい僕だった頼りない苗木くんがこんなに格好よく!設定資料収集片手に一人で喋りながら見てたけどいちばんよく言ってたのは苗木くん格好いいスーツとネクタイ似合うだったと思う。よかったなあ。これから77期生は船で、78期生は未来機関と学園で世界の復興のためにやっていくんだろうなと思うとにこーって感じです。

5
宗方さんは格好よかった。回が進むごとに格好よくなったなあ彼は。あと割と最初の頃にNG行動これかなってなってそれが当たりだったのが嬉しかった。彼の陣営に絶望した雪染ちさがいたのはでかかったな。苗木くん学園長になってたし十神くんと宗方さんが未来機関を動かしていくのかなと思います。

6
御手洗はなんかするぞなんかするぞと思ってずっと見てて最後絶望のビデオの逆やるぞってなっていいぞいいぞという感じだった。ぼんやりした人間しかいない世界になりそうだけど実現可能な平和な世界ってそんなもんなんじゃないかと思いもする。苗木側に立って見てたからひええ頑張れ苗木くん止めるんだと思ってたけど冷静に考えると別にいいんじゃないかと思うなあ。そこに至るまでに悩んで追い詰められていた御手洗は見てて楽しかった。ただ、それを使って欲しかった天願は本当は若者にも未来にも希望にも期待なんかしていなかったのではないかなと思って少し悲しい。分からない。逆に使わないか使うかどっちかに腹を決めさせようとしたのかもしれない。かなり酷い世界になってるようだから天願がやらなくてもこの先なにかあって使うようなら自分が生きてる内にやって欲しかったのかも。それで止めるために未来機関のゴールデンメンバー集めてたのかも。ついでに絶望の雪染ちさを殺しとくみたいな。好意的に見すぎかな。なんか未来編のゲームが結局どういうあれだったのかいまいち分かってない気がします。結局NG行動スマホみたいなやつ月光ヶ原もといモナカのロボについてたから襲撃者の仕掛けは天願でNG行動はモナカの差し金だと思ってるけどどうなんかなあ。

それとは別に、僕はこんなに必死に生きられるかなあというのを未来編見てて結構考えた。いざ殺されるところに来たら抵抗する気がするけど生きるために人を殺せるかというと微妙なところだ。殺した時点でにこにこその先暮らせる自信がないんだよな。人を殺したのにこいつはのうのうと生きてて全くうらやましいぜみたいなことを全人類に対して考えそう。誰かのために殺人したならその誰かがうらやましくて妬ましくなって、理不尽だと分かりながらその誰かも殺しそう。実際どうだか分からないけれど、僕は他人を動機にでかいことできる人間じゃないなとは思った。

終わっちゃったなあという感じが強い。これがロス…。この先の人生でも日向くんには何度かでかい不幸にあって欲しいしそれを見せて欲しい。ゴミ人間。

ちょっと冷静になって読み返すと自分の気持ち悪さがひきたつ。

ひそひそ話

この間HUMAN LOST 人間失格という映画を弟と観に行ってまあ面白かった。太宰治人間失格を元にSFを作りましたよみたいな感じのアニメ映画で、主人公の周りに流されるふわふわ感は原作に近かった気もするなあという感じだった。ただ人間失格ってああいうことなのか…?とはなったけど人間の本来の姿があれなのだったら全人類人間失格した話なのかもしれない。
そんなことより触手の話だ。クリーチャーが出てくるんだけど口から触手を吐いてそれでなかなか器用に戦闘をこなすんですね。もう見た瞬間に触手エロのことを考えてしまってこれは興奮するぞと思いつつ、弟にそんなことを言うわけにはいかないから面白かったね~と言いながら家に帰った。主人公と幼馴染みもいいし主人公とヒロインもいいし敵とヒロインもいいだろうなあと思い、ワクワクpixivで検索したら0件でした。

狛枝凪斗について

ダンガンロンパ2のネタバレいっぱいです。3は見てないので分からないです。

狛枝凪斗は画面の向こうにいる推しを見るのと近い感覚で他の超高校級の面々を見ている気がする。そう考えると色々分かる気がするから。推しには酷い目に遭って欲しいしそれに打ち勝って欲しい。それで死んだら悲しいけどそれはそれ、そうしたら別の人(世界線)で頑張って貰えばいいだけだから。ただ希望とか才能という概念を推していて、頭の中で二次創作して悲しくなったり興奮して、うっかり殺してしまったらまたやり直すのと同じ感覚で行動してるんじゃないかなあ。

そんなことを考えていたこともあったが公式曰くジョーカーみたいなトリックスターを目指したよと。ジョーカーの映画を見た感じだと理由あって彼の狂気はあるのかなと思ったけどよく分からない。僕の解釈は間違えてる気もするけどせっかく色々考えたから結論までいこうと思う。


僕が上のように思ったのは一応理由がある。狛枝の人生において両親しかり犬しかり、親しくなった人は不運で死んでしまって来たんじゃないかと思っている。さらに、飛行機の乗客みたいに近くにいるだけで不運に巻き込まれる人が大勢いる。そんな中で自分だけは幸運を被って生きていく。そうしたら周りの人間と自分との間にある程度区切りをつけないとやっていけないんじゃなかろうか。自分と同価値またはそれ以上の存在が自分の存在故に壊れていってしまうって自分なら罪悪感で潰れてしまう。狛枝の場合潰れて自殺しようとしても幸運で(または不運で)生き続けるところが想像できるのもまた不幸だなと思う。だから、壊れてしまったものは無価値で希望も才能もなかったと思い、自分の不運でも他の災難にも打ち勝つものが希望だと思って生きてるんじゃないかな。そんな希望を強く求めてる狛枝は憧れなんかじゃない無償の愛だなんだと言っていたけれど、自分と一緒にいても壊れてしまわないものを求めてるんじゃないだろうか。
それは考えすぎだと思うけれども僕は狛枝に友だちが出来て欲しい。狛枝と友だちになるのってまず狛枝がこれまでの不運によるあれこれを乗り越える勇気を出さないと難しいから、不運で死なない確信とかがあるといいなと思う。いやなくてもいいんだがそうすると友だちになった後に相手が死ぬ妄想が捗って僕が落ち着かない。日向くんが才能残りつつ日向くんのまま目が覚めるのがいちばんハッピーに普通の友だちになれそうなので、そこだけ考えるならそうなって欲しい。僕の狛枝凪斗妄想の終着点は日向くんと普通の友だちになるでファイナルアンサーだ!





ただゲームの終わり的には才能があってもなくても自分に胸を張って生きていけるようになれた話だった気がするから日向くんには元の平凡なまま目覚めてあの絶望から立ち直る世界を生きて欲しい感じもある。
しかもまあ結局の所は分からない。僕は何者にもなれず惰性で生きていくと思うから色々と彼らのことは分からない。自分にしか出来ないことなんて自己複製以外存在しないし絶望も希望もない。お話の中の人って希望に満ちて輝いてて素晴らしいよ。最高だね。愛によって憎しみ合い殺し合い世界を滅ぼして欲しい。人間はそのくらい愚かであって欲しい。

自分語りをしようの会

自分語りがしたくなったのでしまーす。
たまにやりたくなるよなあ。ツイッターは文字数少ないからそれによるよさもあるけど長々語りたいときもある。誰にも聞かせなくてもね。
就活は自語りの綺麗なところと嘘を混ぜてめちゃくちゃ綺麗にして話してたから、ニコ生で使う用に買ったマイク付きヘッドフォン(自分の声の気持ち悪さをより克明に認識できてよかった)の存在を忘れる程度に自語り欲求はなかったんだけどもここ最近はあります。いや嘘。生放送やってたのはもう半年以上前で結局自分で聞いて自分で笑うだけだから脳内でやればいいのでは?となってからやってない。丁度ニコ生のアプリがなんか別のになって面倒くさくなったのもあった。
脳内生放送は楽しいですよ。自分というリスナーに自分で同意を求めつっこみを自分で入れ、自分がどう思ってるのか、それって他人から見たらどうか軽く軽く適当に考えてみる。むしろ一人生放送よりいいまである。証拠が残らないので結論をすぐに忘れるから意味が特にないことだけが難点?楽しー!自分の考えの整理って楽しいんだ。何も実らなくても。
生放送のいいところはころころ話題を変えられるところにある。ブログはどうなんかなと思ったけど結局テーマに縛られる。頭の中に浮かんだことを書くまでの間に色々と考えちゃって徒然なるままに語るのはできても書くのは中々難しい。兼好法師は天才ですね。それともこれって文字書き慣れてないってことかしら。
書くといえばその昔小説家になろうで小説を書いてたとき1作目はよくあるファンタジー世界の冒険譚を書こうと思ったんだけど途中で面倒くさくなってやめた。世界観を見せるのが難しい。当たり前のことって誰も話さないんですよ!僕はせっかくその世界の魔法の仕組がどうとか地位階級はどんなかとか子どもはどんな風に生まれてどんな風に育てられるかとか考えても、当たり前だからそれを見て主人公が何か言うのもおかしいし、当たり前だから描写にページを割くのもおかしいのではないか…?色々考え出すと止まらない難しさ。2本目からは異世界転生させました。そうすると僕らの一般常識と照らし合わせて違っていたら主人公は反応するし描写もしやすいんだなあこれが。だからなろうで異世界転生多いのも分かる!僕がよく分からないことは主人公も分からないから色々調べる量も少なくていいし楽よ楽。まあそれも飽きてやめたんだが。
これは僕が単に面倒くさがっていただけだから世のなろう作家はそう思ってないかもしれないです。異世界転生は感情移入しやすいし主人公を自分に置き換えて夢想しやすいのもいいところかなあと思うのでそういうのとか、流行りだから読んでもらえるかもなみたいなやつで増えてるのかもしれない。分からん。
広いテーマを据えて話題をずらしながら適当に書いてみるがこれの目標だったけどまあ考えてしまうなあ。脳内生放送進化系なんだからもっとすっ飛ばして突然生ゴミの話とか初めてもいいんだけれども。いい方に行くか悪い影響を受けるかわからないけれど元の形から少し変わる当たり、この生放送からブログへの落とし込みを進化とは言い得て妙では。座布団1枚!
説明しないとわからないようなことにわざわざ座布団を与えるな。
今ブログで始めに話したかったことはなろうだった気がするからそこまで行けてよかったです。さよなら。

ダンガンロンパ2の感想

ネタバレはないと思いやす。半分くらいは自分語りになりそうだなあと思う。メインストーリーを全部クリアしただけで細々した色々はほぼやってないです。

面白かった。なんで中学生か高校生の頃にこれやらなかったんだという後悔がある。僕は作中の彼らのような才能はなかったけど未来だの自分だのについては彼らのように悩んで拗らせてたからあの頃やったら絶対もっとはまったしもっと好きになってたと思う。これは1のときはあんまり思わなかったけど2のときには特別そう思った。人生の後悔として小五の頃に宮部みゆきブレイブストーリーを読まなかったことがあったけどそれに中学生の頃にダンガンロンパ2をやらなかったことが加えられた。あの頃やってたら絶対面白かったことって無数に存在するよなあ。70くらいまで生きたらもう一回人生やり直したい。やっぱりなし。人間のくそさについて悩みそう。

こじらせの1例を語りたいので書いておく。もう時効だろう。
中学生の頃はテロリストになりたかった。人間より他の生き物の方が美しいというのは今もあんまり変わらない持論だけど、あの頃は人間の活動で制限されたり絶やされたり歪められたりするのが特に嫌だった。環境教育でそれを自覚させられるのが嫌でしょうがなかった。なんでこんなこと人間はしてるんだろうか。なんで他の奴らはへらへら授業を聞けるんだろうか。耳を塞いで逃げ出したかった。人間の罪深さが怖かった。こんなに酷いことを沢山して許される訳がないと思った。これを解決するためにどうしたらいいか。そう!要するに人間の数が多いのが問題なんだからプリミティブな生活をするしかないくらい数を減らしたらいいじゃない!地球に優しい。犯した罪への償いにもなるんじゃないか?こんな感じでテロリストというか大規模に人間の数を減らしたかった。庭の外来植物に話しかけてたときがいちばんやばかったなあと思う。
高校生になってから、結局この美しいと思ってる僕あっての考えで僕は人間だとなってこの考えは終わった。そして人間も一生物。利己的に生きるために生きるものだよな。いっぱい増えても仕方ないよな生物だもの。思い上がっちゃって醜いなあ。生物らしくこのまま自分で自分の首締めて絶滅していこう。

これがいちばん大きかったけど他にも色々と多方面に拗らせていた(流行りのものに近寄らなかったり、web小説を馬鹿にしたり、厨二病だったり)。なんかそんな感じの色々にダンガンロンパ2がめちゃくちゃ刺さった。みんな結構違う方向に拗らせた高校1年生だなあというのを感じた。自分が何なのか何を成すのか何も成さないのか不安になったり嫌になったりするよねーするする!大丈夫大学生になる頃には摩耗するよ自殺しないために。という感じ。死ぬのは怖いから自分を殺さなきゃいけない過激な思想は歳とともに摩耗すると思うけど、彼らのように希望に向かえるかというとそんなことはないから未来に希望を抱いてもいいんだよとほんのり伝えてくれていいなあと思いました。だから中学生の僕にやって欲しい。

あとは異常なものに普通のものが引きずられるシチュエーションがめちゃくちゃ好きなのでそういう面で素晴らしかった。徐々に生活に慣れていくみんなに興奮した。これは1もそう。あと狛枝凪斗が本当にいい。笑ってるシーンでつられ笑いしながら最高だと言ったら次のシーンで最高だね!からセリフが始まってうおおとなった。まあ狛枝くん最高だね言いがちだから別にのめり込んでたとか思考が読めたとかではないんだが。あと僕はまだ半分くらいビルド世界にいるので最高というフレーズはどちらかというと桐生戦兎から来ていた。特別さ0。それはそうと頭よくて思考回路が読めないキャラクターが好きだから狛枝凪斗は100点でした。

チャプター4と5がよかったし終わり方も好きだ。もっと色々具体的によかったポイント語りたいけどそれはネタバレのやつだから…
最高に面白いゲームだと思う。アイランドモードとかモノミのやつとかやって全部の要素を見に行こうと思います。


付け足し
殺人とそれについて裁判をしてさらに犯人を殺すということの残酷さについてより丁寧に描かれてたのはダンガンロンパ1の方で、2の方では主題が希望と絶望、未来に変わっていた気がするなあとニコ動でMAD見てて思った。気付かずに、気付く余裕もなく殺人に慣れておかしくなっていくと思うと2は2で存分に絶望的で面白いからどっちも面白いですね。